萩博物館について
About Hagi Museum
萩博物館について
About Hagi Museum
萩博物館は、山口県北部の日本海に面する三角州に位置し、かつての毛利家の城下町中心部として栄えた場所にあります。周囲は世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産である歴史的な町並みが広がり、土塀に囲まれた萩博物館もその美しい景観に溶け込んでいます。
2004年11月11日、萩開府400年の記念すべき日に開館した萩博物館は、萩の自然、歴史、文化を多様な視点から探求する「萩学」に関する資料の収集・保存、調査研究、展示、教育普及を行う地域の総合的な博物館です。
また、萩全体を屋根のない博物館と捉える「萩まちじゅう博物館」の中核施設として、市民や萩を訪れる人々に対して、萩の多様で豊かなストーリーを発信し、萩の街全体へと誘う案内役を担っています。
運営は市民有志によって設立されたNPO法人「萩まちじゅう博物館」が担い、ミュージアムショップやレストランの運営、学芸活動のサポート、自主活動など、官民協働による運営と活動が展開されています。
萩博物館は、萩に関する有益な資料や情報が集まる場所として、萩を訪れる人々だけでなく、萩に暮らす人々にとっても何度も訪れたくなるような魅力的な場を目指しています。
館長あいさつ
萩の魅力を未来へ伝える
ここに来れば、萩の自然、歴史、文化のすべてが分かる、萩観光の中心地に位置する萩博物館は、開館当初から、そうしたことが大いに期待され、その役割を果たしています。
一方で、市民のみなさん、特に子供たちに萩の自然、歴史、文化のすべてを知ってもらいたいとも思っています。子供たちがふるさと萩を自分の言葉で語れる、そうした町は、外から来られる方にとっても魅力的な町であると思います。
萩博物館が、そうした萩のまちづくりの一助となることを願っています。
沿革
萩科学館から萩市郷土博物館、そして萩博物館へ
- 昭和21年 6月
- 萩市教育委員会が熊谷町に科学館を創立
- 昭和22年 8月
- 萩科学博物館に改称
- 昭和24年
- 一時閉鎖
- 昭和25年 12月
- 萩市公民館付設博物館として再発足
- 昭和32年 6月
- 博物館法による博物館として登録(科学博物館となる)
- 昭和34年 5月
- 人文科学関係を加え総合博物館となる
- 8月
- 萩市郷土博物館として、萩市江向525番地の4に新築開館
- 昭和42年 9月
- 屋上に天体観測ドームを建設し、15㎝屈折赤道儀を設置
- 昭和43年 10月
- 分室として萩市江向495番地の4(萩市民館内)に維新資料展示室(208㎡)を解説
- 昭和58年 4月
- 分館として萩市江向530番地の1に民俗資料館を開設
- 平成11年 12月
- 国道191号拡幅に伴う解体工事のため、萩市江向552番地の11の旧法務局庁舎に仮移転
- 平成12年 4月
- 博物館建設準備室設置
- 5月
- 萩市博物館建設検討委員会設置
- 10月
- 建設地の発掘調査開始
- 平成13年 3月
- 萩市新博物館基本構想策定
- 7月
- プロポーザル・コンペ方式により建築設計者、展示設計業者決定
- 平成14年 5月
- 新博物館新築工事、機械設備工事、電気設備工事入札
- 6月
- 建設地の発掘調査完了
- 平成15年 3月
- 展示実施設計完了
- 3月
- 長屋門、隅矢倉、長屋完成
- 4月
- 展示制作業者決定
- 9月
- 本館完成(萩市堀内355番地)
- 平成16年 11月
- 萩開府400年を記念して開館
公開文書
萩博物館の趣旨・方針に関する文書を公開しています。
萩博物館の現状や課題を明確にし、今後の目標や改善の方向性を探るため、自己評価による博物館評価を実施しています。